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【作業療法学専攻】授業紹介(作業療法評価学実習Ⅲ)

作業療法学専攻
 2年後期に行われる作業療法評価学実習Ⅲについて紹介します。
 作業療法のプロセスは、対象となる方の評価(アセスメント)を行い、全体像(どんな障害をもっていて、どんな生活をされていて、現状はどうなのかといったこと)をまとめて作業療法の治療計画を立てて、治療?指導?支援を行います。
 作業療法の評価学は、作業療法評価学、作業療法評価学演習、作業療法評価学実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの5科目もあり、治療学と並んで作業療法の専門科目の中核的科目になります。
作業療法評価学実習Ⅲは、職業関連領域と発達障害領域の評価に関する実習科目になります。
実習と名がつくように、授業は、実習を多数行います。職業関連領域では、職業興味テストを行い、学生自身の職業に関する興味領域を調べたり、適性検査の一部を実施したりしました。発達障害領域では、乳児期幼児期の運動面の評価として、脳性麻痺児の動作をビデオを通して分析したり、原始反射の見方を赤ちゃん人形で行ってみたりしました。
最近の授業は、認知面の評価について学んでいます。先週は、K-ABCⅡや田中ビネー、WISC-Ⅳなどの検査について実技を行いました。今週は、S-M社会生活能力検査や、KIDS、遠城寺乳幼児分析的発達検査、DENVERⅡ、DAM、DTVPなどの発達検査を取り上げました。
授業では、まず先週行った検査、これからの授業で行う発達検査について小テストを行います。国家試験にも取り上げられる発達障害領域の検査法ですので、覚えなくてはなりません。みんな真剣に取り組んでいます。
 
 
 各種検査法は、点数を集計して検査の特徴をとらえたり、検査方法を検査用紙から確認したり、実際に児童の書いた画を検査法にのっとって分析してIQを出したりしました。グループメンバーに確認したり教えあったりしながら取り組みました。
  
 発達障害領域担当は、2人で行っています。沢山の課題を行うときには、発達支援教室でも使用するタイムタイマーが、時間管理に大いに役立ちました!!

 授業が終わったら、課題が出されます。学生たちは、授業の実習を振り返り、まとめます。感想欄には、「実際にやってみて検査の理解が深まった。」「やってみると難しい」などの意見が寄せられていました。