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知ってほしい作業の効果(2022年度第5回オープンキャンパス)

作業療法学専攻
今年度第5回目のオープンキャンパスを開催しました。

【オープンキャンパスの流れ(完全予約制で午前、午後にそれぞれ開催)】
前半:作業療法士の仕事の説明、体験授業
午後:専攻の特徴の説明、学生生活や学生とのフリートーク

知ってほしい作業の効果(高橋由美講師)
リハビリテーションというと重りや特別な器具を使ってトレーニングするイメージがあると思います。でもなかなか続かない方もいます。

作業療法では、対象者の興味のあることや意味のある作業を応用して心や体の機能を高めます。
意味のある作業を用いることで、例えば、脳機能全体の活性化にもつながります。
例えば、作業を計画する、実行する(力を調整する、配色を考える、細かい手の動きをする???)。作業が上手く出来れば、嬉しくなったり、自信が高まったり、心の健康が高まります。

今回は、マクラメでトンボを作成しました。初めての作業でしたが、支援学生に教えてもらいながら進めました。

このような作業に興味がある方の場合は、治療の一つとして『作業』を継続的に行います。特別なトレーニングをしなくても、多くの機能の維持、向上につながります。作業療法では、対象者の方ひとりひとりに合ったオーダーメイドの作業活動を提供し、楽しみながらリハビリテーションを続けることを助けます。

専攻の特徴の説明(香山明美教授)

専攻の教員数や施設の充実が印象的だったとの感想が聞かれました。保護者が気になったのは、実習先の施設の決め方についてだとのことでした。自分で探すのか、選べるのかなどの具体的質問をいただきました。大学の授業の一環として行う臨床実習は、文部科学省への施設の登録などが必要であることや、作業療法は3つの領域(身体障害?精神障害?老年期発達障害)を経験する必要があることを前提として、学生の希望を調査した上で実習先の特徴と学生の特徴のマッチングを図りながら担当教員が決め、それを専攻での会議を経て決定することを説明させていただきました。

学生とのフリートーク
今回は2年生、3年生に支援していただきました(岩手、福島、山形出身)

これまで複数回参加していただいた高校生もおりました。「発達支援教室を見学してみたい」「臨床実習セミナーに関すること」「授業の進め方」など、具体的な質問も多く聞かれました。発達支援教室、臨床実習に関することは専攻ニュース等でも紹介しています。ご覧ください。
■発達支援教室について  /ds
■臨床実習セミナーⅠについて /faculty-topics/53534

参加していただいた高校生、保護者の皆様ありがとうございました。今年度はこの形式のオープンキャンパスは終わりになりますが、この後、10月23日の対面の短いバージョンのオープンキャンパスを予定しています。是非残りの回もご参加いただければ幸いです。